「パンチドランク・ウーマン」の衝撃。ジェシーが魅せた“脱獄”の先の絶望と、私たちが彼に求めていたもの。

最終回の余韻がすごすぎて、まだ心臓のバクバクが止まりません。

こんにちは、わたしです。昨日の深夜、ドラマ『パンチドランク・ウーマン』の最終回、みなさんはリアタイしましたか? わたしはもう、終わったあともテレビの前で1時間くらい動けなくなっちゃって。深夜のSNSを覗いたら、同じように「言葉を失った」「ジェシーくん、あんな顔するの……?」って呆然としている人が溢れていて、なんだか勝手に親近感を抱いてしまいました。

このドラマ、放送前から「篠原涼子さんとジェシーくん(SixTONES)が共演!」「しかも脱獄モノのサスペンス!」ってことで話題になっていましたよね。でも、実際に蓋を開けてみたら、私たちが想像していたキラキラしたエンタメとは正反対の、泥臭くて、痛くて、どうしようもなく切ない物語でした。特にジェシーくんの演技。正直、ここまでやってくれるなんて思っていなかった人も多いんじゃないでしょうか。

アイドル・ジェシーの「死」と、役者としての「誕生」

普段のジェシーくんといえば、バラエティで見せる「ズドン!」という明るい姿や、グループを明るく照らす太陽のようなイメージが強いですよね。でも、今作での彼は、その光を完全に消していました。目に光がなくて、どこか虚無感を抱えた脱獄犯という難しい役どころ。篠原涼子さん演じる「守るべきものがある女性」と、何も持たない彼がぶつかり合うシーンは、見ていて息が詰まるほどでした。

「アイドルが演技を頑張っている」というレベルじゃないんですよね。篠原涼子さんという、これまで数々の修羅場を演じてきたベテラン俳優の隣に立って、全く引けを取らないどころか、時折彼女を圧倒するような凄みを感じさせる。特に、あの「脱獄」を決心した瞬間の、すべてを諦めたようでいて、一点の希望だけを見つめる乾いた瞳。あの瞳に射抜かれて、ファンになった……というより「役者・ジェシー」の底知れなさに恐怖を感じた人も多いはずです。

SNSで議論が止まらない「あのラスト」の解釈

さて、一番の争点になっているのが、あの衝撃のラストシーンですよね。脱獄という犯罪を犯してまで、二人が選んだ道。これについて、ネット上では大きく二つの反応に分かれています。

一つは、「あまりにも悲しすぎる、バッドエンドだ」という意見。犯罪を犯した以上、二人に未来はないし、あのラストの静けさは死を予感させるものだった、という見方です。確かに、道徳的に見ればこれは破滅へのカウントダウンかもしれません。でも、もう一つの意見として「あれこそが二人にとっての唯一の救済だった」と捉える人もたくさんいます。社会という大きな檻から抜け出し、誰にも邪魔されない場所へ行く。それがたとえ一瞬の夢だったとしても、彼らにとってはそれが必要だったんだ、という考察ですね。

わたし個人としては、後者の「救済」説に強く惹かれます。タイトルにある「パンチドランク」という言葉。何度も何度も現実に打ちのめされ、感覚が麻痺してしまった人間が、最後に掴み取ったのがあの「脱獄」だった。そう思うと、あのラストシーンの二人の表情が、悲しいほどに美しく見えてくるんです。

「脱獄」が象徴していた、現代人の閉塞感

なぜ、わたしたちはこんなにもこのドラマに惹きつけられ、そして打ちのめされたのでしょうか。それはきっと、ドラマの中の「監獄」が、単なる刑務所のことだけを指しているのではないからだと思うんです。仕事、家庭、人間関係、そして「こうあるべき」という世間のイメージ。わたしたちも、何かしらの見えない檻の中で生きている。ジェシーくん演じる彼が檻を蹴破る姿は、どこかで自由を求めている私たちの本能を刺激したのかもしれません。

特に篠原涼子さんの、強さと脆さが同居した演技が、ジェシーくんの危うさをより際立たせていましたよね。「この人を守らなきゃ」と思わせるジェシーくんと、「この人と一緒なら地獄でもいい」と思わせる篠原さん。この二人のケミストリー(化学反応)が、サスペンスという枠を超えて、濃密な人間ドラマを作り上げていました。

最後に:このドラマが残した爪痕を、大切に抱えていたい

「アイドルだから」という先入観でこのドラマを見逃していた人がいたら、本当にもったいないなと思います。でも、今こうしてジェシーくんの演技が大きな話題になっていることは、一人のドラマファンとしてすごく嬉しいです。彼はきっと、この作品を機に「アイドルの枠」を完全に飛び越えて、日本を代表する役者の一人になっていくんだろうな……なんて、少し寂しさ混じりの期待をしてしまいます。

みなさんは、あのラストをどう受け止めましたか? 二人は幸せになれたのでしょうか。それとも、やっぱり絶望の始まりだったのでしょうか。答えは一つじゃないけれど、ドラマが終わったあともこうして誰かと語り合いたくなる、そんな作品に出会えたことが、今はただ幸せです。

もし、まだ余韻から抜け出せないなら、もう一度第1話から見返してみるのもいいかもしれませんね。結末を知った上で見返すと、ジェシーくんの何気ない表情一つひとつに、また新しい意味が見つかるはずですよ。それでは、また。

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