【2026年箱根駅伝】青山学院大学が圧巻の往路優勝!5区・山登りで逆転劇、2年連続の往路制覇

2026年1月2日、新春の日本を彩る「第102回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)」の往路が開催された。東京・大手町から神奈川・箱根町までの5区間、107.5キロメートルに及ぶ熱き戦いは、青山学院大学が5時間18分22秒(速報値)の好タイムで2年連続、14度目の往路優勝を飾った。2位には終盤まで首位を争った駒澤大学、3位には粘り強い走りを見せた國學院大學が食い込んだ。

■1区:静かな立ち上がりから、六郷橋での火花
午前8時、大手町の読売新聞社前を21チーム(オープン参加の関東学生連合を含む)が一斉にスタート。気温3度、微風という絶好のコンディションの中、1区は例年になくスローペースで幕を開けた。各校が互いの出方をうかがう中、15キロ過ぎの六郷橋でレースが動く。中央大学のエースがスパートをかけると、集団は一気に崩壊。これに駒澤大学、青山学院大学、創価大学が食らいつく。最後は駒澤大学がわずかに抜け出し、鶴見中継所ではトップから10秒以内に7校がひしめく大混戦となった。

■2区:エースたちの激突と留学生ランナーの快走
「花の2区」では、各校の絶対的エースが顔を揃えた。トップでタスキを受けた駒澤大学の佐藤(3年)は、序盤からハイペースを維持。しかし、後方から驚異的な追い上げを見せたのが、城西大学の留学生ランナーだ。権太坂付近で一気に順位を上げ、ごぼう抜きを演じる。一方で青山学院大学の黒田(3年)も冷静な走りで上位をキープ。戸塚中継所では駒澤大学が首位を守ったものの、青山学院大学が30秒差の2位に浮上し、3位には國學院大學が順位を上げた。優勝候補の一角と目された中央大学は、中盤の失速が響き8位まで後退する波乱の展開となった。

■3区・4区:湘南の風を味方につけた青山学院の猛追
3区の湘南海岸沿いでは、青山学院大学のスピードランナーが躍動した。駒澤大学との差を徐々に詰め、平塚中継所ではその差を15秒まで短縮。続く4区では、青山学院大学の主将が意地の走りを見せる。酒匂川を越えるあたりでついに駒澤大学を捉え、並走状態へ。二宮のポイントでは両校が並んで通過し、沿道の観衆を沸かせた。小田原中継所では、青山学院大学がわずか3秒差で先にタスキを渡し、勝負は天下の険、5区の山登りへと持ち越された。

■5区:山の神の再来か、青学が箱根の山を制す
往路の決着をつける5区。青山学院大学の若きクライマー、若林(4年)が圧巻の走りを見せた。箱根湯本の温泉街を抜けると、一気にギアを上げ、急勾配の坂を軽快なピッチで登っていく。対する駒澤大学も必死に食らいつくが、最高地点付近ではその差は1分以上に拡大。若林は寒風吹き荒れる芦ノ湖への下り坂も攻めの姿勢を崩さず、フィニッシュ地点の芦ノ湖大鳥居をトップで駆け抜けた。2位の駒澤大学とは1分45秒の差をつけ、復路に向けて大きなアドバンテージを築いた。

■往路順位と明日の展望
往路の結果は以下の通りとなった。
1位:青山学院大学(5時間18分22秒)
2位:駒澤大学(+1分45秒)
3位:國學院大學(+3分12秒)
4位:城西大学(+4分05秒)
5位:創価大学(+5分20秒)
6位:中央大学(+6分15秒)
7位:早稲田大学(+7分02秒)
8位:東洋大学(+7分45秒)
9位:法政大学(+8分10秒)
10位:順天堂大学(+9分00秒)

見事に往路優勝を果たした青山学院大学の原晋監督は、「選手たちがそれぞれの役割を完璧に果たしてくれた。特に5区での逆転は計算以上。明日も『アッと言わせる大作戦』を継続し、完全優勝を目指す」と自信をのぞかせた。一方、2位に甘んじた駒澤大学の藤田監督は、「差は開いたが、復路には自信のあるランナーが揃っている。まだ諦めていない」と逆転への意欲を燃やした。

明日の復路は、午前8時に青山学院大学がスタート。その後、タイム差に従って各校が箱根の山を下り、大手町を目指す。シード権争いも10位前後で数分差という激戦が予想されており、一瞬たりとも目が離せない展開が続きそうだ。果たして青山学院大学がこのまま逃げ切り総合優勝を飾るのか、それとも駒澤大学や國學院大學の猛追があるのか。2026年の箱根路は、最後まで熱いドラマが期待される。

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