こんにちは。今年も残すところあとわずかとなりましたね。街中に流れる音楽も、どこか慌ただしく、それでいて華やかな年末の空気を感じさせる今日この頃、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。トレンドライターとして活動しているわたしにとって、この時期の最大の楽しみといえば、やはり「日本レコード大賞」です。
今年で66回目を迎える「輝く!日本レコード大賞」。かつてはお茶の間で家族全員がテレビを囲んで見守るのが当たり前だったこの賞も、時代の流れとともにその形を変えてきました。しかし、その年に最も愛された楽曲に贈られる「大賞」の重みは、今もなお日本の音楽シーンにおいて特別な意味を持っています。今回は、2024年の音楽シーンを振り返りながら、わたしの個人的な視点も交えて注目ポイントをたっぷりとお届けします。
まず、今年の「優秀作品賞」に選出された10曲を眺めてみると、まさに「2024年の顔」が勢揃いしていることに気づかされます。Mrs. GREEN APPLEの「ライラック」、Creepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」、Omoinotakeの「幾億光年」、そしてDa-iCEの「I wonder」……。どの曲も、街を歩けば必ず耳にし、SNSを開けば誰かが口ずさんでいた、そんな記憶に残る楽曲ばかりです。
わたしが今年、特に「大賞」に近いのではないかと注目しているのは、Creepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」です。この曲の勢いは、もはや国内だけにとどまりませんでしたよね。アニメ『マッシュル-MASHLE- 神覚者候補選抜試験編』のオープニングテーマとして世界的にバイラルヒットを記録し、中毒性のあるリズムと「BBBBダンス」は国境を越えて愛されました。ストリーミング再生回数の驚異的な数字を見ても、今年の音楽シーンを象徴する一曲であることは間違いありません。もし彼らが大賞を受賞すれば、ヒップホップユニットとしての快挙となり、レコード大賞の歴史に新たな一ページを刻むことになるでしょう。
一方で、昨年の覇者であるMrs. GREEN APPLEも目が離せません。選出された「ライラック」は、青春の瑞々しさと切なさを描き、幅広い世代から支持を集めました。ボーカルの大森元貴さんの圧倒的な歌唱力と、バンドとしての完成度の高さは、今の日本のポップシーンにおいて唯一無二の存在感を放っています。二連覇という偉業を成し遂げるのか、それとも新しい風が吹くのか、わたしは今からワクワクが止まりません。
また、今年のノミネートで特徴的なのは、韓国からの風も非常に強く吹いている点です。NewJeansの「Supernatural」が優秀作品賞に選ばれたことは、日本の音楽賞がよりグローバルな視点を持つようになった証拠ではないでしょうか。彼女たちの洗練されたパフォーマンスと楽曲のクオリティは、日本のリスナーを虜にしました。音楽に国境はないのだと、改めて実感させられますね。
そして、わたしが毎年「大賞」と同じくらい注目しているのが「新人賞」です。2024年は、まさに群雄割拠の新人イヤーでした。ILLIT、ME:I、CUTIE STREET、そして海蔵亮太さん。特にILLITの「Magnetic」は、SNSでの拡散力が凄まじく、多くの若者が彼女たちのダンスを真似していました。一方で、サバイバルオーディション番組から誕生したME:Iの熱狂的な支持も無視できません。誰が最優秀新人賞に選ばれてもおかしくない、非常にハイレベルな戦いが繰り広げられることでしょう。一生に一度しか手にすることができない新人賞。そのステージで緊張しながらも一生懸命にパフォーマンスする姿を見るたび、わたしはいつも胸が熱くなってしまいます。
さらに、今年の特別賞にはGLAYの名前もあり、デビュー30周年という節目にふさわしい華を添えています。時代を彩ってきたベテランから、これからの音楽界を担う新星までが一堂に会する。これこそがレコード大賞の醍醐味だとわたしは思うのです。
近年のレコード大賞に対しては、「昔ほどの影響力はない」といった声が聞かれることもあります。確かに、音楽の聴き方はCDからサブスクリプションへと変わり、ランキングの基準も多様化しました。しかし、それでもなお、年末のあの華やかなステージで「名前を呼ばれる瞬間」の緊張感、そして受賞者が涙ながらに歌う姿には、数値化できない感動が宿っているとわたしは信じています。
テレビの画面越しに伝わってくる、アーティストたちの熱量。それは、私たちがこの一年間、その曲とともに過ごしてきた思い出を呼び起こしてくれるトリガーでもあります。失恋した時に背中を押してくれた曲、仕事帰りに元気をもらった曲、友達とカラオケで盛り上がった曲。レコード大賞は、そんなわたしたちの「一年の記憶」を総括するイベントなのかもしれません。
放送当日の12月30日、皆さまは誰と、どんな気持ちでその瞬間を迎えるのでしょうか。わたしは、温かい飲み物を用意して、テレビの前で正座する勢いで見守るつもりです。誰が大賞を手にしても、そこには素晴らしい音楽への敬意と、アーティストたちの努力の結晶があるはずです。
2024年を締めくくる最高の音楽の祭典。皆さまもぜひ、自分の中の「大賞」を予想しながら、その瞬間を一緒に楽しみましょう。音楽が持つ力が、新しい年への希望となって皆さまの心に届くことを願っています。

コメント